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放っておいたら悪化するかも?「皮ふトラブルの正しい治療」3つのポイント

放っておいたら悪化するかも?「皮ふトラブルの正しい治療」3つのポイント

皮膚トラブルを正しく治療するには、まずその原因や症状を正しく知り、正しい治療法を選ぶことが大切です。
放っておいたり、間違った治療を行うと症状が悪化することもあります。
皮膚トラブルに気づいたら、早めに正しい治療を行いましょう。

1.OTC医薬品でセルフ治療 or 専門医で診断・治療 を判断しましょう

皮膚トラブルの治療は、その原因や症状、症状の程度によって、OTC医薬品によるセルフメディケーションあるいは専門医の診断・治療にわかれます。

薬局・薬店で相談のうえ、セルフメディケーションで治療できる疾患


原因がはっきりした短期間で治る皮膚トラブルでは市販のお薬(OTC医薬品)が使えます。

  • 原因が明らかな接触皮膚炎
    (金属アレルギ、植物かぶれ、湿布・薬剤かぶれ、身の回り品の接触皮膚炎、下着など圧迫による皮膚炎)
  • 虫さされ
  • あせも
  • しもやけ
  • 日焼けによる炎症
  • 一時的な洗剤かぶれ・手荒れ
  • ドライスキンに伴う軽度のかき壊し
    ※重症・広範囲な場合や1週間でも治らない場合は専門医に相談するこ

専門医に相談のうえで治療すべき疾患


原因がはっきりしない、いつまでも続く皮膚トラブル、また手のひら2~3枚分を超える広範囲の場合は専門医の診察・治療を受けてください

  • アトピー性皮膚炎
    脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)
  • じんましん
  • 掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)
  • 乾癬(かんせん)
  • 軽快悪化を繰り返す手湿疹
  • 広範囲で繰り返す瘙痒(そうよう)症、皮脂欠乏性湿疹

2.皮膚トラブルに気づいたら、すぐにしっかりとした治療を行いましょう

炎症の悪化サイクル

患部をかき壊してしまうと、治療期間が長引くだけでなく、治ってからも傷痕が残ることがあります。また、かき壊した傷口は細菌が増殖し、化膿しやすい状態になります。

症状を早く治すためには、以下の2つがポイントです。

  • 原因を取り除くこと
  • かかない(新たな刺激を与えない)こと

つまり、炎症の悪化サイクルを断ち切ることが、症状を早く治す近道といえます。

かゆみは、炎症が起きている間は続きます。従って、強い抗炎症作用を持った薬で炎症を抑える必要があります。代表的な薬としてステロイド外用剤があります。

3.年齢により異なる皮膚のバリア機能に合わせて、薬を使い分けましょう。

年齢により異なる皮膚のバリア機能
主に角質層と皮脂膜がバリア機能を担っていますが、赤ちゃんや子どもは角質細胞が未発達で、さらに角質層を覆う皮脂が少ないため、バリア機能が大変弱く、汗、唾液、鼻汁、汚れなどちょっとした刺激に敏感となり、湿疹を起こしやすいのです。

その一方でバリア機能が脆弱だと塗布した外用ステロイドは皮膚によく浸透しますので、薬効が強くでます。
子どもや赤ちゃんの皮膚にはバリア機能に合わせた適切なランクを選択する必要があります。

年代層
(目安)
赤ちゃん
(2歳未満)
子ども
(幼児~小学生)
大人
(中学生以上)
高齢者
(65歳以上)
ランク ウィーク マイルド ストロング ストロング

症状が軽い時、原因がはっきり分かった時は、早めにセルフケア

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