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皮膚トラブルのセルフ治療の注意点「炎症悪化サイクル」とは?

この記事でわかること

    • 掻くことは炎症を悪化させ、症状をさらに悪化させる
    • 患部を掻き壊してしまう前の早期治療が大切
    • 市販のステロイド外用剤で対処できる皮膚トラブル一覧
    • 我慢できない時は、ステロイド外用剤で正しい対処を行いましょう

かゆみ対策の第一歩

かゆみ対策の第一歩は、かゆみを悪化させる原因を取り除くことです。また、どうしても我慢できない場合には、薬によるかゆみの治療を行います。

かゆみを悪化させる可能性のあるもの

薬剤によるかゆみの治療を行う

正しい知識でセルフメディケーションを。

「セルフメディケーション」とは、健康や医療に関する情報・知識を駆使して、健康管理や軽い病気、ケガの手当を自らの判断で行うことです。

湿疹・皮膚炎などの皮膚トラブルは、皮膚で炎症が起こり、赤み、腫れ、かゆみなどが症状としてあらわれます。かゆみの症状が強い時には、我慢できずについかいてしまいますが、かくことが刺激となってさらに炎症が強まり、またかゆくなるという悪循環に陥ってしまいます。 患部をかき壊してしまうと、治療期間が長引くだけでなく、治ってからも痕が残ってしまいます。

また、かき壊した傷口は細菌が増殖し化膿しやすい状態です。皮膚トラブルに気づいたら、すぐにしっかりとした治療を行うことが大切です。 外からの刺激を最初に受け止める大切な役割を担う皮膚についても、正しい知識でOTC医薬品を上手に使うことができる賢い生活者になりましょう。

市販されている湿疹・皮ふ炎用治療薬

湿疹・皮膚炎の治療には、主に外用剤が使われます。外用剤には複数の成分が配合されていますが、代表的な成分を挙げてみましょう。

分類 働き 主な成分
ステロイド成分 炎症を抑えます フルオシノロンアセトニド
プレドニゾロン
プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル
デキサメタゾン酢酸エステル
非ステロイド性抗炎症成分 ウフェナマート
グリチルレチン酸
グリチルリチン酸二カリウム
抗ヒスタミン成分 かゆみを抑えます ジフェンヒドラミン
ジフェンヒドラミン塩酸塩
クロルフェニラミンマレイン酸塩
鎮痒成分(かゆみ止め) クロタミトン
抗生物質 殺菌の増殖を抑えます フラジオマイシン硫酸塩
殺菌消毒成分 イソプロピルメチルフェノール
クロルヘキシジン塩酸塩

それぞれの成分の働きや使い方、注意点など、よくわからない場合は薬剤師さんに相談してみましょう。

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症状が軽い時、原因がはっきり分かった時は、早めにセルフケア

誰もがいつでもなりうる、湿疹やかぶれなどの皮ふトラブル。
医師や薬剤師などの専門家の意見をもとに、症状や原因を正しく知って、正しい対処ができるようセルフメディケーションをサポートするサイトです。