教えて薬剤師さん

OTC医薬品 ステロイド外用剤の選び方と使い方

Q, 年齢による使い分けは?(目安)

A,赤ちゃんや幼児への使用する場合は注意しましょう。

ステロイド外用剤の選択には、下表を目安としてください。

年代層 赤ちゃん 幼児
(小学生未満)
小児
(小学生)
成人
(中学生以上)
高齢者
(65歳以上)
ランク weak medium strong strong strong
※strongは赤ちゃんや幼児にも使えますが、皮膚のバリア機能が未成熟なため、薬剤が浸透しやすく、
weakやmediumタイプでも成人にstrongを使った場合と同程度の効果が期待できます。

湿疹・皮膚炎において医療現場では充分な強さのステロイド外用剤を使うことがスタンダードです。かき壊して悪化したり、慢性化することを防ぎ、短期間で治癒するための有効な手段です。強いステロイドだからといって恐れる必要はありません。半世紀以上にわたる臨床経験から各成分の特性や長期連用による副作用についても充分認知されています。使用期間、部位の注意事項をお守りいただければ安全に使用できます。

○1週間以上は続けて使用しないこと
⇒5~6日使用しても改善しない、あるいは悪化した場合は、他の原因、もしくは疾患の程度がセルフメディケーションの範疇を超えていることが考えられますので、お医者さんの診療を受けてください。
○顔面・陰部には次の点に充分注意の上、使用すること
※使用する場合は薬剤師さん等から充分な説明を受けてください。
⇒顔面は化粧用や髭剃りあとなどに使うと長期連用につながる恐れがあるため。
⇒ヘルペスや皮膚カンジダ症など感染性疾患と区別が難しいため。
○使用する面積は患者さんの手のひら5枚分までとすること
⇒疾患面積が上記を超える場合は、疾患の程度がセルフメディケーションの範疇を超えていることが考えられるのでお医者さんの診療を受けてください。
○疾患部位以外に使わない、予防的に使わないこと
○アトピー性皮膚炎の方は使用前にお医者さんまたは薬剤師さんに相談すること
⇒お医者さんの治療方針に基づいた投薬コントロールが必要なため、セルフメディケーションの範疇を超えています。

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