
日常生活を送る上で何かとやっかいな「ひび・あかぎれ」。冬の季節にとくに多く見られる症状です。赤く、ひび割れてしまった患部は、思わず目をそむけたくなるもの。この見た目に痛々しい「ひび・あかぎれ」も、その原因は冬の季節にありふれた肌の乾燥にあるのです。今回は「ひび・あかぎれ」を作らないための日常生活のコツや、出来てしまったときの対処法について解説します。
寒さや乾燥のますます厳しい季節になってきました。冬は、乾燥や痒みなどさまざまな皮膚トラブルに悩まされがち。なかでも日常生活に大きな支障をきたすトラブルに「ひび・あかぎれ」があります。「ひび・あかぎれ」とひとくくりにして呼ばれることが多いように、いずれも肌に亀裂の入った状態を指しますが、症状に応じて程度の軽い方を「ひび」、重い方を「あかぎれ」と呼んでいます。
さらに「ひび・あかぎれ」が出来る原因は、生活習慣にもあります。毎日のように水仕事をする主婦の方や調理師、美容師・理容師などには、強い手荒れが見られる場合が多くあります(「主婦湿疹(手湿疹)はどう改善すべき?」を参照)。これは、繰り返しの水仕事や洗剤、シャンプーの使用によって皮脂や角質が落ち、肌を保護するバリア機能が低下して起こるものです。こうした手荒れがきっかけとなって、「ひび・あかぎれ」の症状を生じることもあります。
通常、ケガをすれば患部は治療のために保護されます。「ひび・あかぎれ」がやっかいなのは、手や足といったよく使い、頻繁に動かす部位に出来やすいだけに、患部を完全に保護出来ないことです。そのため、ひび割れた部位に外部からの刺激が加わってさらに症状が悪化したり、なかなか治らないといった問題を生じてしまうのです。